当院の小児歯科

沖縄県は、子供の虫歯の数が全国でワースト1位（※）なのをご存じでしょうか。

残念ながらこれは事実です。沖縄県は虫歯にかかっている子供の数が国内で一番多く、また虫歯の本数が最も多いことが、全国の調査で明らかになっています。

当院では「子供たちの歯を守りたい！」との思いから、小児歯科にも対応しています。お子さまの歯の治療は副院長が担当。副院長には小児歯科を専門とする歯科医師の下で学んだ経験があり、お子さまの対応や治療を得意としていますので、ご安心いただけることと思います。

子供の頃に歯の治療で怖い経験をした記憶が残っていて、大人になっても「歯医者に行けない」という患者さまもいらっしゃいます。お子さまの歯科治療とは、想像以上にデリケートなものなのです。

当院ではそのようなつらい経験を、お子さまにさせないよう心がけています。大人になっても美容院やエステサロンに行く感覚で、気軽に歯科医院に通ってもらうため、お子さまの気持ちに寄り添うことを第一に診療を進めてまいります。

保護者の方から見ると、「なかなか治療が進んでないのでは？」と不安に思われることもあるかもしれません。ですが、「お子さまにトラウマを植え付けない」という私どもの徹底した取り組みを、どうかご理解ください。

※2023年現在

前述の副院長をはじめ、当院のスタッフは子供好き揃いです。お子さまとのコミュニケーションに慣れており、いつも楽しくお話をしています。その結果、医院全体が明るく楽しい雰囲気で、お子さまが歯医者さんへの苦手意識を抱きづらい環境となっています。

また治療に関して最も重視するのは、お子さま本人の理解と納得です。緊急性の高い場合を除いて、無理やりの治療はいたしません。

例えば実際に使用する治療器具をお子さまにお見せしたり、触っていただいたりして、その器具を使って何をするのか、なぜそうするのかわかりやすくご説明。こうしたプロセスを経て、お子さまご自身が納得してから治療を開始しています。もしもお子さまの納得が得られない場合は、繰り返し通院いただき、治療を受け入れられるようトレーニングを重ねます。

最初は泣いてしまい、診療台に乗れなかったお子さまでも、トレーニングを重ねるうちに変化と成長が見られるように。「診療台に乗れる」「お口を開けて中を見せられる」に始まって、最終的には歯の治療を受け入れられるようになるのです。

さらに、「歯医者さんに通うのが楽しい」と思ってもらえるよう、治療を頑張ったお子さまには、ご褒美のガチャガチャをプレゼント。これをきっかけとし、お子さまに「頑張って良かった」と感じていただくことで、次回のご来院がスムーズになればと願っています。

お子さまが歯医者さんに慣れる前も慣れた後も、きちんとコミュニケーションをとるよう心がけていますので、安心してお任せいただけるのではないでしょうか。

大人の患者さまでも、「診療台に乗るのは緊張する」とおっしゃる方が少なくありません。ましてや小さなお子さまであれば、なおさら緊張したり怖がったりしても当然でしょう。

当院では、保護者の方に診療台のすぐ近くで治療を見守っていただくことが可能です。治療を頑張るお子さまをご覧になり、その成長を感じて目を潤ませる親御さまも多くいらっしゃいます。

私どもの歯科医院は、「虫歯を治す」治療から「虫歯を作らせない」予防歯科へと力を入れる方向をシフトしつつ、お子さまの虫歯ゼロを目指しています。子供のうちに虫歯になりにくいお口の環境を獲得できれば、大人になっても虫歯になりにくくなるからです。

大切なお子さまが、将来にわたって虫歯や歯周病に悩まされないよう、幼いうちに健康なお口の環境をつくりましょう。

当院では、以下のような虫歯予防のための施術をご提供しています。

歯を強くして虫歯にかかりにくくする効果のある「フッ素」を歯の表面に塗布します。

奥歯の表面にある溝を医療用のプラスチックで埋め、汚れを溜まりにくくして、虫歯のリスクを低減します。

お子さまご自身と保護者の方を対象に、ご自宅でも簡単にできる歯磨き方法のアドバイスを行っています。

食事やおやつのとり方のポイントをお教えいたします。

「GBT（Guided Biofilm Therapy）」と呼ばれる、お口と歯のクリーニングです。予防歯科のプロである歯科衛生士が、ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れをキレイに取り除きます。